@article{oai:serve.repo.nii.ac.jp:00000049, author = {鹿瀬, 颯枝}, journal = {聖学院大学論叢, The Journal of Seigakuin University}, month = {Dec}, note = {ロマン主義の異端児であったアルフレッド・ドゥ・ミュッセは、従来の演劇技法に拘束されることなく、「読むための戯曲」に専念し、その劇中人物に「自我」を託して表現した。アンドレ、オクターヴ、ペルディガン、ロレンゾ……こういった若き主人公たちは、いずれも作者と同じく「世紀病」に冒された「世紀児」である。「生きていることの難しさ」に直面した主人公=作者の生涯こそが、まさに「ドラマ」(ロマン主義劇)になっており、時代を超えて、理想と現実の間で苦悩する若者の姿である。本論では、少なからずシェークスピアの影響がみられるミュッセの作品中、「ドラマ」の最高峰といわれた『ロレンザッチョ』、又、『戯れに恋はするまじ』を始めとする一連の18世紀フランスの伝統をひく格言劇を中心に、いずれの登場人物にも共通してみられる永遠の青年像「世紀児」を作者の生涯と並行して追究した。}, pages = {199--211}, title = {ミュッセ劇における登場人物の普遍性}, volume = {第2巻}, year = {1989}, yomi = {カノセ, サツエ} }