@article{oai:serve.repo.nii.ac.jp:00000505, author = {小林, 茂之 and Shigeyuki, Kobayashi}, issue = {第1号}, journal = {聖学院大学論叢, The Journal of Seigakuin University}, month = {Oct}, note = {英語における語序の歴史的変化は,通時統語論における主要なテーマの一つである。主文において定形動詞が二番目の構成素となるV2 現象は,ドイツ語など,ゲルマン語系の諸語においてよく知られた文法現象である。英語史においては古英語では頻繁に見られるが,中期英語の間に衰退し,近代英語までに消滅した。アルフリッチの説教集は,古英語の最後期である10C 末から11C 初期(AD 992-1002)に制作された。本研究では,『諸聖人の生涯』(the Lives of Saints )に関する小規模な調査を行い,他のアルフリッチ説教集に関するDavis (1997)の調査結果と比較した。Davis による調査結果を検討すると,他のアルフリッチ説教集では主語が重い場合にはV2 現象が優勢であると判断されるのに対して,『諸聖人の生涯』ではV2 現象は主語が重い場合でも優勢ではないことが判明した。このことから,同作品では主語が主文の第一要素になる傾向が高く,同作品の語序は他のアルフリッチによる説教集よりも規範的な古英語文法によって固定されていないと考えられる。}, pages = {43--58}, title = {アルフリッチ『諸聖人の生涯』(the Lives of Saints )におけるV2現象について}, volume = {第24巻}, year = {2011}, yomi = {コバヤシ, シゲユキ} }