@article{oai:serve.repo.nii.ac.jp:00000081, author = {鹿瀬, 颯枝}, issue = {第3号}, journal = {聖学院大学論叢, The Journal of Seigakuin University}, month = {Dec}, note = {19世紀初頭、「芸術におけるフランス革命」といわれたロマン主義は、従来の古典主義が持つ規範をこわして自由にしようとする新文学運動で始まり、ユゴーの『クロムウェル』(1828)序文におけるロマン主義宣言、『エルナニ』(1830)の戦いで古典派を破り、ロマン派の勝利と続き、最盛期に入った。その若きロマン派のグループにあって、唯一人、この運動に批判的であったミュッセは、固定観念にとらわれることなく、「机上にロマン派シェークスピアと古典派ラシーヌを引き合わせる」ことを考える。本稿では、典型的ロマン派詩人といわれ、主にシェークスピアの影響下にあったミュッセであるが、その作品には、特に戯曲には、ラシーヌをはじめとする古典主義の影響も少なからずみられる点に着目して、従来の「古典主義対ロマン主義論争」に固執することなく、むしろ古典主義とロマン主義の融合を解明することを試みるものである。}, pages = {85--101}, title = {或るフランス・ロマン派にみられる古典主義的傾向 : 息づく古典性・ミュッセの場合}, volume = {第5巻}, year = {1992}, yomi = {カノセ, サツエ} }